PARIS  4日間一人旅

tips

パリを旅する voyage a Paris.


■ 入国

フランスへの入国は至極簡単だ。各国でテロ対策を一生懸命講じている現在(2004年)でさえ、信じられないほど入国審査がゆるい。あまりにゆるすぎて、私なんか「え?今のが入国審査だったの・・・?」と審査後数秒たって気付いたほどだ。

パスポートと記入済みの入国カードを審査官に手渡すと、一瞥しただけでOKしてくれる。そこに何の会話もない。

ロンドンのヒースロー空港では、逆にすごく厳しかったので、ギャップに驚かされる。イギリスは、入国目的は当然聞かれるし、滞在先や帰りの航空券も提示しなければならない。外国人労働者が入国するのを嫌うからだ。


とはいうものの、国内の施設ではどこもきちんと荷物検査を実施していた。荷物をベルトコンベアに乗せたり、検査官に手渡したりと場所によって違ったが、ヴェルサイユ宮殿の荷物検査には笑った。
本殿は、きちんとベルトコンベアに通して検査が行われていたが、小さな施設では、荷物を係員に手渡す。ここまでは、別におかしくない。係員の手による検査は珍しくないからだ。何が可笑しいって、あまりにいい加減なのだ!形式的に、荷物のチャックを開けるが、開けただけ。中にどんなものが入っていたかどうかなんて気にしていないようだった。やっぱゆるいなぁこの国は・・・と思ってしまった。

フランスの印象を一言で言え、と言われたら「ゆるい」と答える。いろんな意味で(人も街も)、すごくゆるい国だと感じた。愛すべきゆるさ・・・。イギリスと比較するから余計に「ゆるく」感じるのかもしれない。さすが自由の女神を作った国である。



■ カルト・ミュゼ・モニュマン

パリとその近郊にある主要観光スポットを網羅した、有効期間中無制限に使えるフリーパス券。しかも並ばずに入ることができる。
1・3・5日用の3種類。使用できる施設等、詳しいことは下のサイトでチェック!

Carte Musées Japon (日本語)

★ 売っている場所
........パスの使える施設と大きな駅

大きな駅では売っていると聞いていたが、その基準が分からない。
とりあえず有名だし、売っているだろう、と思って行ってみたChâtelet(シャトレ駅)には売っていなかった
さすが観光名所が揃ったシテ島のCité(シテ駅)には売っていた。エッフェル塔に近いからか、2本しか路線の通っていない小さな駅、École Militaire(エコール ミリテール駅)も扱っていた。やっぱり基準が謎。運がよければ売っているという感じだ。
売っている駅は、窓口のガラスに黒地にカードの絵が描かれたシールが張ってある。

★ 使い方
使用開始の日付は、自分で書き入れることができる。書き入れていなくても、最初に見せた窓口で係員が日付を書いてくれる。
名前を書く欄もあるが、書いてなくても別に何も言われなかった。日付が重要!
3日用なら開始日から続けて3日有効なので、あいだ一日空けて…ということはできないので注意。18歳以下、25歳以下の人は、場所によって無料であったり割引があるので、本当に安上がりなのかも気をつけたほうが良い。ただ、混雑する時期に行くなら、並ばず入れるこのパスは便利だ。

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■ ホテル探し

ツアーならホテルがついているから問題ないが、個人旅行となると自分で探さねばならない。大抵のガイドブックには、ホテルが紹介されているから、それを利用するのもいいし、インターネットで探すこともできる。
当然のようだが、パリ中心部から遠ざかれば遠ざかるほど、設備がよく料金も安めのホテルが多い。治安がどうかも注意が必要。

Paris, Hotel などのキーワードで検索すれば、ホテルの評判も書かれた予約サイトも見つかる。
海外ホテル予約 アップルワールド.com

日本語・英語で予約できるサイトも沢山あるが、サイトによって同じホテルでも値段が違うことがあるのでよく見比べよう。

私が利用したサイトは、ParisHotels.com。フランス語と英語が使える。ここのフォームで申し込むと、ホテル側から直接メールが来て交渉することになる。
Paris Hotels .com

パリのホテル探しにおすすめのサイトは、petit-hotel-de-paris.com。地区ごとに高級ホテルからエコノミーホテルまで紹介されているので、どこに泊まりたいか決まっている人には便利。しかも日本語。その場で空き室状況が分かって、オンライン予約できる。結局ここで予約はしなかったが、ホテルにメール送ったりと可也利用した。
petit-hotel-de-paris.com

安くて良い所を探すのは大変で、時間がかかった。最初ユースホステルも考えたが、ドミトリー式はなんだか安全性に欠けるし、一ヶ月の留学後で荷物も多いので、個室で安く割りの良いホテルにすることにした。シャワーが共同の所などは中心部でも安い。ただ、本当の中心部に泊まろうとすると、郊外なら同じ値段でずっとよい設備付きの部屋に泊まれるので、観光予定と財布事情を考慮して探す。
私は、最初にユースを考えていたくらいだから、良いホテルに泊まろうなんて考えは毛頭なく、ロケーションを重視した。

私の泊まったホテル

Hôtel Saint-Honoré (オテル・サントノレ)
 85, rue Saint-Honoré 75001 Paris

予算は一晩60ユーロ以下と決めていたので、ギリギリ(シャワー・トイレ付きでシングル59ユーロ)。めちゃくちゃ良い場所にある割には安い。ただ、一つ星にしては高いかも…。割と中心部の2つ星でもここより安ところはある;
星一つとはいえ、ちゃんとタオル交換してくれるし、レセプションも英語でOKだし、カード使えるし、TV、机はあるし…と何で☆なのか分からない。隣の声が筒抜けなのを気にしなければオススメ(笑)。受付のおっちゃんが電話で手を離せない時、顔を見ただけで鍵渡してくれた位小さいホテル。

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■ 飛行機

フランス行くなら、やはり定番はエール・フランスでしょう。しかし、チーズが苦手な人は避けたほうが無難かも。機内食ではエールフランス”ご自慢”のチーズが出てくる。

私は、ロンドンが主の目的地なのに、ロンドン直行便を選ばず敢えてエール・フランスにしたのは、パリでストップオーバーするためだ。この時点で、何か間違っている…。
行きに、"Merci." とか答えていたら、フライトアテンダントのお姉さんに、ばりばりフランス語で喋りかけられ、アワアワしていたら、英語で言い直してくれた(笑)。ビジネスクラス(※)でひとり浮いていたので、このお姉さんにはとっても優しくしてもらった。 男性のFAも男前なので、私はAir Franceが好きだ(笑・結局それかよ....)。

※ 行きの飛行機は成田でエコノミーからビジネスに変えてもらえた。ラッキー!

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■ 治安

パリの治安ってどう認識されているんだろう?場所にもよるのだろうが…。
少なくとも私は、普通に気にせずロンドンで買った安物の肩掛け鞄を外に出して持っていたが、日本人のちゃんとした(笑)旅行者の方々は、コートの内側に掛けていた。

良い格好するなら(というか、パリでは、ある程度年齢の重ねた方は絶対にお洒落すべきです!)、それなりに安全対策をしなければならない。外国旅行の鉄則だ。

まぁ、本当はどんな格好してようが、安全対策すべきなのでしょうがねー。私はびっくりするほど何もしなかったなぁ…(苦笑)。地元にいるのと何ら変わらない生活態度。
ロンドンでもスリに会わなかったのは、ただ単に観光シーズンから外れていたからかも?パリであれだけ「日本人ですかー?」と声を掛けられたことからすると、明らかに私は「日本人」として浮いていたわけだし、幸運だっただけか…?ちなみに、2日目に会ったスリランカ人のお兄さんは、パリに来て財布すられたと言っていた。

というわけで、皆さんはちゃんと安全対策してください(笑)。

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■ 気付いたこと箇条書き

    ≪2004年3月現在≫

  • モナ・リザは撮影禁止になっていた。・・・・気がしたけど、ただのフラッシュ禁止だったかも;

  • 一部工事中……ノートルダム寺院、凱旋門

  • エッフェル塔はまだまだフラッシュしている!(本当は期間限定だった)1時間ごとに10分間?とフランス人のお兄さんは言っていた…が本当かは知らん。

  • 通貨がフランからユーロになって、物価も上がったらしい。って言われてもな…

  • RERの切符って何故返ってくるの??自動改札、回収してよ。

  • しかも何も印字されないことあったし…。

  • ちなみに、メトロもRERも、市内は料金が均一なので、同じ紫色の切符。 ヴェルサイユ行くときなど、均一の切符でないときは、行き先の印字された切符をくれる。印刷される絵もRER仕様?!

  • メトロは、出るときに切符見せる必要はない。

  • すっごくどーでもいいけど、カルト・ミュゼ・モニュマンのデザインが変更していた。相変わらずモチーフはモナリザだが。値上がりと同時に変えたのだろうか??

  • 天下のルーヴルには、世界各国から客が来るので、当然英語が通じる。かと思いきやそうでもない。やはりそこはフランスか…。でも、書店の人や、荷物検査の人などは、普通に英語を喋ってくれた。
    このサイトで私はやたらと、パリでは意外と英語使えると強調しているが、本当は「郷に入れば郷に従え」というわけで仏語を話すべきなのだろうが…。フランス語は、言われるとなんとなく分からなくもないが、喋るほうは全くできないので仕方ない…(T_T) でも第2外国語で選択しておいて良かった〜と心より思った。
    しかし、考えてみれば、日本の美術館でどれだけ英語話してくれるんだよ?というと可也確率低そうだ。実際どうなんだろう?誰か教えて!

  • 美術館行き過ぎて少し食傷気味になったアナタ!(私ですか?) たまにはテーマ設定して見学するというのはどうだろう。


    これらの写真は、暇人な私が勝手に設定したあるテーマに沿ってオルセー美術館で撮ったものである。ヒかれてナンボなんで正直に言うが、「オルセーのいい男(私基準)特集」。我ながらくだらねーなぁ…(-_-;) 女性週刊誌の企画のようだわ…。一人がよっぽど寂しかったのですね。お察しください。
    ただいい男だという基準で撮ったので、作品名も作者名も記憶にありません。あははは・・・。こんなんでアート好きを語っていいのか?まぁ「たまには」ですから!


他にも聞きたいこと(公式サイトに載っていないような些細なこと)等ありましたら、なんでもどうぞ。 →mail form


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