函館紀行
i n A u t u m n 2 0 0 4
2日目 午後:つづき 〜予定外の場所〜
基坂の途中には、ペリー提督像がある。一日目は素通りしたので、今日は記念撮影してあげる。周りは、ちょっとした広場になっているのだが、カラスが沢山いるのでちょっと怖い。坂をはさんで、この像の反対側には、旧英国領事館がある。
さて、これからどこへ行こうかな・・・・・・ おもむろに地図を取り出す。 む、このままこの道をまっすぐ行けば、旧ロシア領事館に行けるのではないか・・・? 飛行機までだいぶ時間があるし、折角だから行って見るか。 ガイドブックでは他の観光地と離れ遠そうだったので、行く予定のなかった旧ロシア領事館にも行くことにした。
歩いていたら、中華風な建物を見つける。近づいてみると、重要文化財と書かれたプレートがついていた。普通に誰かが生活しているようだった。白い壁に緑と赤が映える素敵な木造家屋だった。 さて、今日は朝から曇り空で、時折雨もぱらついていたが、いよいよ雲がどんよりしてきた。住宅街には、ほとんど人影はなく寂しい。 通りの名前を確認しながら、歩き続けた。
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ええっと、ここ観光地だよね・・・・???ってなわけで、人っ子一人いない。誰もいない洋館ほど怖いものはないわけで・・・。
とりあえず、敷地に入った。ここは、函館オールロケで撮られた映画『星に願いを。』(2002年 竹内結子・吉沢悠主演)に中で、なんと吉沢悠の住んでいる家(!)として出てきた。函館行った後にこの映画を見たので、彼がロシア領事館のドアから出てきたときには驚いた。 横へ廻ると、テラスがあった。なかなか可愛らしいが、洋館から誰か突然出てきたらどうしよう・・・だとか、おかしな妄想に駆られ、さっさと帰ることにした。
洋館とか教会とか、修道院とか。昔見たホラーの影響か、いまだにちょっと怖いのだ。
相変わらず人はほとんどいない。住宅街の中に時々ある店は、墓用の花を売っている店ばかり。この辺は、大きな寺があるのだ。仰々しい寺の門を見ていたら、また怖くなる。やっぱり、私は根っからの無宗教だわ・・・ やっと怖い思いをして着いた外人墓地の感想。 何ココ・・・? やっぱり予定通り来なければよかった。こんな所ガイドブックに乗せようと思った人は何処の誰だ!めちゃくちゃ普通の墓地。外国の映画に出てくるように芝生の丘を歩き回れると思っていた私は、塀に囲まれた超少数の墓石に唖然とした。 腹が立つので、ガイドブックに載っていたのと同じ構図で写真を撮ってやる。くそぅ、この写真にみんなだまされるのか。 なんともバチ当たりな事を思いながら、記念撮影。ロシア人の墓のほうは、例によって怖いので、撮らない。ちなみに、ここも『星に願いを。』に登場した。
強風で雨も弱いというのに、何故か折畳み傘を広げた私。みごと骨を折られてしまった・・・。 ここが終点函館どつく前駅。 終点だから、駅どうなっているのかなぁと思ったら、円筒型のブロックが二つ置かれているだけ。 10分ほど待つと、市電がやってきた。
やっぱり市電は快適だなぁ。いろんなことに疲れてぐったり。函館駅まではすぐ。まぁ、確かに歩ける距離だ。函館という街も、あまり大きくはないので、歩き回るには丁度いいのかもしれない。一泊二日しかいなかったが、隈なく見て廻ることができた。(そんなつもりはなかったのに) 一人旅は、どんどん予定変更して歩きまわれるので良い。ただ、今回の旅は、あんまり街に人がいなかったので、現地の人と交流できず残念であった。
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おわり
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